故・三笠宮崇仁(たかひと)さまの本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」が4日、東京都文京区の豊島岡墓地で営まれた。午前10時からの「葬場の儀」には、喪主で妻の百合子さま、喪主代理で孫の彬子さまをはじめ、皇太子ご夫妻や皇族方、安倍晋三首相など三権の長ら約580人が参列。天皇、皇后両陛下は皇室のしきたりで参列せず、河相周夫侍従長らがお使いを務めた。

 この日朝、ひつぎを乗せた霊車が東京・元赤坂の三笠宮邸を出発。皇居前などを通って豊島岡墓地に向かった。沿道では大勢の人たちが待ち受け、三笠宮さまをしのんだ。

 午前10時前、雅楽の葬送曲「道楽(みちがく)」が流れる中、霊車は秋元義孝・葬儀委員長(式部官長)らの後をゆっくりと進んだ。ベールを着けた百合子さまが続いた。ひつぎが安置されると、米や昆布などが供えられた。

 その後、東園基政司祭長(日本・トルコ協会常任理事)が功績をたたえる祭詞を読み上げた。両陛下のお使いに続き、百合子さまや皇族方、参列者が順次拝礼した。

 ご遺体は東京都新宿区の落合斎場で火葬に付され、同日夕、豊島岡墓地で遺骨を埋葬する「墓所の儀」が行われる。(島康彦、多田晃子、斉藤寛子)