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■うずまきパン(3個入り、税別120円)

 地元で知らない人はいないという、蒲郡のご当地パンは「うずまきパン」。ミシマパンの看板商品で、パクッと大きな口でかぶりつけば、甘くてカリッとした外側のグラニュー糖と、ジュワッとマーガリンの風味がお口に広がり、3、4口で完食してしまうかも。ただし地元の人々は、決してパクッと食べるようなことは、いたしません。

 その“お作法”は蒲郡では常識。まず、一番外側からうずまきをほどき、口にくわえます。そして、ビヨ~ンと長いひも状を保ちながら、クルクルとひたすら中心部に向かって食べ進めていくのです。初めはカリカリ、中心はマーガリンたっぷりの違った食感を味わえ、楽しさ2倍。蒲郡市の保育園のおやつにも採用され、次世代に味と作法がつながれている様子です。

 46年前、愛知県岡崎市の三島小学校のそばから、現在の蒲郡市への移転を機に、創業者の妻・都築きみ子さんが考案。自身も幼い頃からこの食べ方が必須という孫の小久江俊子さんも、いつどのように始まった作法なのかは不明とか。ただ、今も親族だけで多い時は1日約3千個を手づくりし、きみ子おばあちゃんのレシピを守っています。

■採取地

サンヨネ蒲郡店(愛知・蒲郡)

0533・66・1919

■デジタル余話

 写真で見るとデニッシュ生地に見えるかもしれませんが、違います。生地については秘密のレシピで詳しくは教えていただけませんでしたが、そのつくり方はとてもシンプル。薄く広げた生地にマーガリンを塗り、端からのり巻きのように巻きあげ、カット。切り口に砂糖をまぶして焼き上げます。子どもを魅了する食べ方のせいか、我が娘(小4)も大ファンです。

     ◇

菅原佳己(すがわらよしみ) スーパーマーケット研究家。著書に「日本全国ご当地スーパー掘り出しの逸品」など。

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