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 大麻草を栽培したとして、奈良県警は16日、指定暴力団東組幹部の無職木村純一容疑者(54)=大阪府泉南市岡田5丁目=ら男4人を大麻取締法違反(営利目的共同栽培)容疑で逮捕し、発表した。

 逮捕されたのはほかに、東組系幹部の無職初田孝治(46)=堺市中区田園=、東組系組員の無職徳永尚幸(45)=大阪府豊中市庄内幸町2丁目=、無職中尾幸夫(62)=堺市北区百舌鳥本町1丁=の3容疑者。

 組織犯罪対策1課によると、4人は10月26日、和歌山県かつらぎ町の建物で、大麻草24本を栽培した疑いがある。県警は屋内から大麻草約1万1千本を押収。成長した約4千本だけで、末端価格は約20億円と推計されるという。

 県警によると、1カ所での押収量としては記録が残る2004年以降で全国最多。今回の押収量だけで、全国での年間押収量が最多だった09年の約1万本(3903件)を上回ったという。乾燥大麻約2600グラム(末端価格約1300万円)も押収した。

 県警はこの建物で乾燥大麻約340グラムを所持したとして、4人を同法違反(営利目的共同所持)容疑で現行犯逮捕。奈良地検葛城支部は11月16日、大麻取締法違反罪で起訴した。調べに対し、木村容疑者は容疑を否認し、「たまたま立ち寄っただけ」と供述しているという。

 近くに住む中年女性によると、建物は今春に外壁が塗装されて、窓も中が見えないように工事されたという。「朝方に大阪ナンバーの車がとまっているのをみた。真夜中まで電灯をつけて何かをしているようだった」と話した。

 また、近くの男性によると、出入りしていた男たちは付近の住民に「熱帯魚やエビを飼う」と説明していたという。