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 愛知県は、県営名古屋空港(豊山町)に建設する「あいち航空ミュージアム」について、来年11月末の開館時には旧日本軍の零戦の実機展示を見送る方針を固めた。当初は零戦展示も検討していたが、数が多く入手しやすい民間航空機4機に絞ることにした。

 零戦展示には、鈴木幸育・前豊山町長が「若い子に興味を持たせたくない」と難色を示していた。県幹部は「そうした声は(展示見送りに)関係ない。零戦は名古屋でも造られた。将来も展示しないとは限らない」と話している。

 開館時の展示は、戦後初の国産旅客機「YS11」、プロペラ機やヘリコプターなど、いずれも三菱重工業が開発・製造に関わった国産機。その後、三菱航空機が開発する国産初のジェット旅客機MRJの試験機も加える予定だ。県は展示物を用意するため、来年度の債務負担行為として8億8810万円を盛り込んだ補正予算案を12月県議会に提出する。(佐藤英彬)