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 19日夕、プーチン大統領との会談を終え、記者団の前に姿を現した安倍晋三首相の表情は険しかった。懸案の平和条約問題について「70年間できなかったわけで、そう簡単な話ではない」「大きな一歩を進めることはそう簡単ではない」。時折言いよどみながら厳しい認識を繰り返した。

 今回の会談は、12月15、16両日に予定されるプーチン氏訪日前の最後の顔合わせ。1時間10分に及んだ会談のうち、後半の35分間は通訳以外全員が席を外し、2人だけのひざ詰めの協議となった。この場で、北方領土問題を解決して平和条約を結ぶという日本側にとって最大の懸案について、詰めの議論が行われた。その内容は明らかになっていないが、安倍首相の言葉からは国内の過度の期待を静めようとしている様子がうかがえる。

 今回の首脳会談を前に、ロシア側から繰り返されていたメッセージがある。それは、北方領土でまずは日本から投資を進めるといった「共同経済活動」を進めたいという考えだ。ウシャコフ大統領補佐官は「クリル諸島(千島列島と北方領土のロシア側呼称)での両国の協力拡大が議題になる」と述べた。プーチン氏に近いマトビエンコ上院議長も11月1日、日本で行った記者会見で「ロシアは(北方四島の)主権をそのまま放棄することはできないと思う。島での共同経済活動をする用意はできている」と述べていた。

 プーチン氏が今回、安倍首相に…

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