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 スマホアプリ「ポケモンGO」が大ヒットするまで、ゲーム「ポケットモンスター」のことを忘れていた人もいたのではないだろうか。初代「赤・緑」発売から20年、ポケモンは様々な面で現在のネット社会を先取りしていた。

 「発想の元は昆虫採集。夢中で虫を追いかける体験を表現したかった」。1996年にポケモンを世に送り出したころ、ゲームデザイナーの田尻智さんは、開発の理由について、こう発言していた。

 ゲームの主人公はポケモンを操るトレーナー。画面内の町や野山を冒険しながらポケモンを捕まえて育てる。その数は発売当初151種。現在の「ポケモンGO」と同じで、すべて集めて図鑑を埋めることが一つの目的となる。

 ゲームデザインにくわしい井上明人・関西大特任准教授は「通信ケーブルをつなぎ、ポケモンの交換と、遊び手同士の対戦を実現した点が新しかった」と振り返る。

 ポケモンは携帯ゲーム機のゲームボーイ用に発売された。それまでさほど注目されていなかった通信機能を使い、集めたポケモンを遊び手同士で交換したり、柔道の団体戦のように戦わせたりできた。ポケモンの出現率の異なる「赤・緑」2種を同時発売したのも交換行為を促すためだ。

 「対戦はポケモンの属性による相性が大きく影響する。絶対的に強いポケモンはおらず、チーム編成が悩ましい。あちらを立てればこちらが立たないトレードオフの構造が巧みに組み込まれている」

 世界で2億本以上を売り上げて…

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