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 三菱自動車子会社のパジェロ製造が坂祝町に移転して40年になったのを記念する式典が23日、同町酒倉の「パジェロ製造直心寮ホール」であった。地元の人たち111人を工場見学会に招いた辰巳大助社長は、「今後も地域の皆さんに愛され、信頼される企業として頑張っていきたい」とあいさつした。

 パジェロ製造は岐阜市に1943年設立された「東洋航機」が前身。76年に名古屋工場を閉鎖して坂祝に全面移転し、95年、現在の社名に。82年に生産を始めた「パジェロ」のほかミニバン「デリカD:5」、スポーツ用多目的車「アウトランダー」の三菱3車種を生産する。

 辰巳社長は今春発覚した三菱自の燃費不正問題に触れ、「多くの皆様にご迷惑をかけ、改めておわび申し上げる」と述べた。

 式典では、「パジェロのふるさと」を自任する坂祝町に「デリカD:5」が贈られた。南山宗之町長は祝辞で、「パジェロ製造が毎年利益を上げ、税金を納めてくれるおかげで町は道路を直したり下水道を整備したりできる。いただいた車は高齢者を自宅や病院に送迎するサービスに利用したい」と感謝した。(松下和彦)