東京駅近くの旧日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)本店だったビルが解体される。隣接のビルとともに建て替えられ、2020年に29階建ての超高層ビルになる。日本の経済成長を金融面から支えた興銀の象徴がなくなることを惜しむ声もある。

 「懐かしいです。ありがとう」「すごい立派な建物だと思って入行しました」。寄せ書きノートにはビルへの思いがぎっしりと書き込まれていた。ビルを望む新丸ビル5階のレストラン「AWキッチン」では9月まで、「さよなら興銀ビル」と題してランチとディナーの特別コースを提供。旧興銀の同期会などが開かれ、寄せ書きが集まった。

 ビルは1974年に完成。名建築家として知られた村野藤吾が設計した15階建てで、細長い土地に立つ特徴的なデザインは「軍艦ビル」とも呼ばれた。興銀、第一勧業銀行、富士銀行の統合でみずほフィナンシャルグループが誕生後は、みずほコーポレート銀行本店となった。

 「さよなら興銀ビル」を企画し…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら