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 福岡国際マラソンが4日に福岡市で開催される。回を重ねて70回。国内外の一流ランナーがしのぎを削った舞台には、トップクラスの市民ランナーも挑んできた。今年は熊本地震で被災した選手を迎える。重松克尚(かつひさ)さん(36)は、一時は外出することにも罪悪感を覚えたが、「走れる喜び」を思い出した。感謝の気持ちでスタートラインに立つ。

 週末の11月26日午前。熊本県の市民ランナークラブ「GGRC熊本」のメンバーが県民総合運動公園(熊本市東区)で練習した。疲れを残さないように気を配る調整の最終段階。5キロのコースを本番のペース程度で2周走った。

 大会には、同クラブからは6人が出場する。その中で「チーム一の努力家」と評されるのが熊本市役所に勤める重松さんだ。1030日間、一日も休まずに練習を続けた、という変わった「記録」も持ち合わせる。

 4月14日の前震の後、重松さんは、市指定の避難所の運営に携わった。

 4月16日午前1時25分、本震のときは小学校の体育館にいた。激しい揺れで何かがポロポロと落ちてきた。「天井が落ちるかも」と思い、避難者に「外に出て」と呼びかけた。恐怖で動けなくなった少女もいた。運動場に集まる避難者が増え続けるなかで夜明けを迎え、「太陽が昇るのを見て安心した」という。

 避難所では食べ物を用意したり…

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