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 作家の村上春樹さん(67)が来年2月、新作長編小説を出すと、新潮社が30日発表した。書き下ろしで400字詰め原稿用紙2千枚に及び、全2冊。タイトルや発売日は未定という。

 長編小説としては「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文芸春秋)以来4年ぶり。複数巻に及ぶ大作は「1Q84」(BOOK1~3、新潮社)以来7年ぶりとなる。

 童話作家アンデルセンにちなむ「ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞」の授賞式でデンマークを訪れた村上さんは11月1日、読者との交流で次作について問われ、「『海辺のカフカ』より長く、『1Q84』より短い小説。とても奇妙(ストレンジ)な物語になります」と語っていた。

 村上さんの長編小説は、「海辺のカフカ」(2002年、新潮社)が400万部超、「1Q84」(09~10年)が840万部超(いずれも単行本・文庫合計)の社会現象とも言えるヒットとなっている。(板垣麻衣子)