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 今年の世相を映した言葉を選ぶ「2016ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日、都内で発表された。年間大賞には、25年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた広島東洋カープの緒方孝市監督が、交流戦での鈴木誠也選手の活躍を評した「神ってる」が選ばれた。昨年の「トリプルスリー」に続き、プロ野球に絡む言葉に決まった。

 トップ10には、世界的流行となったピコ太郎さんのユーチューブ動画「PPAP」とともに、タレントや国会議員らの醜聞を称した「ゲス不倫」、待機児童に不満を持つ匿名の母親のネット上の書き込み「保育園落ちた日本死ね」なども入った。

 ネット時代を象徴する言葉が多く並び、選考委員の姜尚中・東京大名誉教授は「不確実な時代を映す過激な言葉が多かった。ネット社会の増幅装置が言葉をとがったものにしている」と評した。

 「神ってる」で受賞した鈴木選手は「信じられないの一言。試合に出たい一心がこういう結果になって、数多くのファンに名前を覚えてもらったことをうれしく思います」と話した。

 築地市場の移転問題を象徴する「盛り土(ど)」は、受賞者辞退。対象者は明らかにされていない。

 また選考委員特別賞として、熊本地震で被災した熊本城の復旧費を募る熊本市の制度「復興城主」が選ばれた。(板垣麻衣子)

■新語・流行語トップ10(敬称略)

年間大賞

神ってる 広島カープ・緒方孝市、鈴木誠也

ゲス不倫 週刊文春編集部

聖地巡礼 ディップ社

トランプ現象 受賞者なし

PPAP シンガー・ソングライター・ピコ太郎

保育園落ちた日本死ね 衆院議員・山尾志桜里

(僕の)アモーレ サッカー日本代表・長友佑都

ポケモンGO ナイアンティック社、ポケモン社

マイナス金利 日本銀行

盛り土 受賞者辞退