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 ブラジルのサッカークラブ「シャペコエンセ」の選手らを乗せた飛行機が墜落し71人が死亡した事故で、操縦士が事故の直前、管制塔に「燃料がなく、電気系統が全く作動していない」と伝えていたことがわかった。飛行機が墜落したコロンビアのメディアが11月30日、交信記録を伝えた。

 複数のメディアによると操縦士は管制官に、燃料が足りないとしてただちに着陸を認めるよう要請。管制官は他の飛行機が着陸しようとしているとして、しばらく待つよう求めたが、選手らを乗せた飛行機はその直後に墜落したという。

 事故現場には火災の跡はなく、燃料がなかった状況と一致している。生存者の一人は救助隊に「(エンジンが)完全に止まった」「急激に下降した」などと話しているという。現場からはブラックボックスが回収され、航空当局が事故原因を調べている。(サンパウロ=田村剛)