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 静岡県議会の民進系会派「ふじのくに県民クラブ」の中沢通訓(みちのり)会長(72)が政務活動費で著名人の講演会を開いていたことがわかった。集めた会費は後援会の収入になっていた。識者は、自治体の仕事の調査・研究を目的とした政活費の趣旨を逸脱すると指摘。中沢氏は2日、記者会見を開き、過去5年分の講演会に関わる支出を全額返還する意向を示した。

 過去3年間の政活費の収支報告書によると、2013年5月、中沢氏の「県政報告会」で女性登山家が自身の登山経験などを講演。講師料約45万円を含む計約121万円を政活費から出した。14年5月には相撲部屋の女将(おかみ)、昨年3月には女性漫才師が講演。それぞれ講師料を含む総額で約145万円と約202万円を出した。

 いずれも「県議会議員 中沢みちのり事務所」として案内状を出し、1人500円の会費を集めていた。政治団体「中沢通訓後援会」の政治資金収支報告書によると、集めた会費は後援会の収入欄に「講演会会費」と記載され、13~15年で計約197万円だった。参加者向けの茶菓代として3年間で計約94万円を支出したとの記載もあるが、差額の100万円超が後援会に残った形だ。

 全国市民オンブズマン連絡会議…

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