シャープがスマートフォンなどをつくる広島工場(広島県東広島市)を縮小することが2日、わかった。3棟ある工場のうち、1棟を閉鎖してほかの2棟に集約する方針で、地元の県や市にも伝えている。管理や生産を効率化して、コストを減らす狙いがある。

 跡地の利用方法はこれから検討する。集約に伴う人員削減はしないという。

 戴正呉(たいせいご)社長が2日、明らかにした。広島工場は9月末時点で1120人が働いている。スマホに加え、今年発売したロボット型携帯電話「ロボホン」なども生産している。閉鎖するのは第3工場と呼ばれる棟で、ほかの2棟から約1キロ離れた場所にある。

 シャープは親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業(台湾)のもとで国内外の拠点の整理を進めている。電子部品をつくる三原工場(広島県三原市)を閉鎖し、カメラ部品などの福山工場(広島県福山市)に集約することも固まっている。戴社長は2日、三原工場の閉鎖の時期について、2017年度中に実施する意向を示した。(新宅あゆみ)