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 安倍晋三首相が5日、年末に米ハワイを訪れ、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊すると表明した。今年5月に米大統領として初めて被爆地・広島を訪れたオバマ大統領と、最後となる首脳会談も現地で行う。トランプ次期政権への交代前に、先の大戦の和解を両首脳で訴え、日米協調を国際社会にアピールする考えだ。

 安倍首相 「真珠湾を訪問したい」

 オバマ大統領 「あなたにとって、強いられるものであってはならない」

 日本政府関係者によると、11月20日に両首脳は訪問先のペルー・リマで約5分間言葉を交わした際、こんなやり取りを経て真珠湾訪問で合意したという。

 首相周辺は、今回の訪問について「オバマ政権とのけじめだ」と説明する。核なき世界を訴えてきたオバマ氏とともに、日米にとって先の大戦の象徴となる地で平和を訴えることに意義があるとの指摘だ。発表は日米が同時に、真珠湾攻撃があった12月8日の直前とすることにした。

 安倍首相による真珠湾訪問は2012年末の第2次安倍政権の発足以来、何度も取りざたされてきた。

 戦後70年の節目だった昨年4月、訪米した首相はワシントンの米議会上下両院合同会議で演説し、先の大戦への「痛切な反省」に言及。日本軍の攻撃で多数の米兵が犠牲となった真珠湾などの戦場に触れ、「先の戦争に斃(たお)れた米国の人々の魂に深い一礼を捧げます」と訴えた。

 今年5月、オバマ氏が広島訪問を表明した際も、一部メディアが「首相が真珠湾訪問を検討」と報じた。ただ首相は当時、広島訪問前にオバマ氏と臨んだ共同記者会見で、日米同盟の重要性を指摘しつつ「現在、ハワイを訪問する計画はない」と否定した。一方、首相夫人の昭恵さんが8月下旬、ハワイの真珠湾攻撃の追悼施設「アリゾナ記念館」を訪れたことから、「首相も続いて訪問するのでは」との臆測を呼んだ。

 これまで真珠湾訪問が実現しな…

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