[PR]

 名古屋市は6日、東山動植物園(千種区)で飼育していた雄のコクチョウ1羽に鳥インフルエンザの疑いがあると発表した。このコクチョウは同日午後8時55分に死んだのが確認された。感染ルートは不明という。今後、鳥取大学で国の確定検査を受ける。

 市によると、このコクチョウは、6日に元気がなくなったため、抗生物質を投与。同日夕に鼻汁が確認され、午後6時15分に簡易検査を実施したところ、陽性の結果が出たという。

 園は、国内で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受け、11月22日、こども動物園のアヒルとガチョウを屋内へ隔離するなど、警戒を強めていた。

 東山動植物園で屋外飼育されていたコクチョウは5羽。29日に雌1羽が死んだため、簡易検査を実施したが、陰性だったという。30日に残りの4羽を動物病院や検疫室に隔離していた。

 その後、12月3日に雄のコシジロヤマドリ1羽が、4日にはコクチョウ1羽がそれぞれ死んだが、いずれも簡易検査で陰性だった。園は同日、園内の「古代池」で野鳥と同居している5種47羽の鳥類をバックヤードに隔離した。

 愛知県は今後、同園のほか、園を中心とした半径3キロ以内で100羽以上飼育している家禽(かきん)農場2カ所に立ち入り検査を実施し、異常の有無を調べる方針。県によると、県内で鳥インフルエンザの発生が確認されれば、2011年に新城市内で発生して以来という。鳥インフルエンザをめぐっては、秋田県が11月15日、秋田市の大森山動物園で飼育されていたコクチョウ1羽の死骸から、簡易検査で陽性反応が出たと発表。同園は翌日から臨時休園となった。