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 鹿児島市の桜島で8日未明、京都大や気象庁などが、ダイナマイトを使って人工地震を起こし、地下のマグマの状態を探る「構造探査」を実施した。揺れの伝わり方を分析してマグマの深さや供給路などを探り、今後の噴火予測に役立てる。

 京大や鹿児島大、九州大など9大学と気象庁が実施し、今年で7回目。約40人が調査に参加した。

 島内14カ所の地下にダイナマイトを仕掛け、深夜0時ごろから1カ所ずつ発破をして地震を発生。島内の約250カ所に設置した地震計で、揺れの大きさや伝わった時間を計測した。発破とともに鈍い地響きがして、掘削孔を満たしていた水が勢いよく噴き出した。

 今年の桜島は、爆発的噴火が少ない状況が続いている。京大防災研究所火山活動研究センターの井口正人教授は「桜島の噴火が少なくなってからは初めての探査。マグマが本当に動いていないのか確かめたい」と話した。(野崎智也)