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 「凍れる音楽」と称される奈良・薬師寺の東塔(国宝、高さ約34メートル)が、奈良時代の730年ごろに建てられたことが分かった。寺と奈良文化財研究所(奈文研)が19日、年輪年代測定の中間結果を発表した。東塔をめぐっては、飛鳥時代の藤原京(694~710年)からの「移築説」と平城京遷都後の現在地での「新築説」があったが、新築説が確定的となる。

 東塔では、2009年から約110年ぶりの解体修理が進行中。奈文研は取り外された初層(1階)の天井板2点に対し年輪年代測定を実施し、伐採年が729年と730年と判明。塔中央の心柱についても測定し、最も外側の年輪が719年を示し、720年代に伐採された可能性が高まった。伐採年が710年の平城遷都前の飛鳥時代までさかのぼる結果は、確認されていない。

 薬師寺は680年、天武(てんむ)天皇が皇后(後の持統〈じとう〉天皇)の病気平癒を願い、奈良県橿原市の藤原京内(現・本薬師寺跡)に創建。平城遷都に伴い、奈良市西ノ京町の現在地に移されたとされる。東塔は同寺に現存する最古の建物とされるが、藤原京からの移築か平城遷都後の新築かをめぐり、明治時代から建築史の一大論争が展開されてきた。

 東塔の造営年代については、平…

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