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 書名、著者名、中身を隠す売り方が話題を呼んだ覆面本「文庫X」の正体を明かす「文庫X開き」が9日、盛岡市のさわや書店フェザン店であり、本が「殺人犯はそこにいる――隠蔽(いんぺい)された北関東連続幼女誘拐殺人事件」(新潮文庫)と公表された。

 文庫Xは同店が企画。読者へのメッセージを書いたカバーをかけ、値段とページ数、ノンフィクションであることしか明かさない手法が全国650超の書店に広がり、今月中に13刷、累計18万部に達するヒットになった。

 著者で、桶川ストーカー事件でいち早く容疑者を割り出したジャーナリストの清水潔さん(58)もイベント会場に登場し、「こんな大きなうねりになると思わなかった」と驚いた。

 本は、冤罪(えんざい)となった足利事件など五つの事件が同一犯によるものと推測した内容。「未解決事件の存在を訴えたかった。我々の知らない司法の闇がある」などと語った。