チョウの「ゴマシジミ」が日本で絶滅の危機にあるのは、このチョウの幼虫が寄生する特定の種のアリが、里山の衰退で減ったためだと、大阪府立大などのグループが解明した。アリの生息環境を整えることが、このチョウの保全につながる可能性があるという。

 ゴマシジミは国内では中部地方で特に数が少なく、環境省のレッドリストで「ゴマシジミ本州中部亜種」は絶滅危惧IA類。幼虫はシワクシケアリの巣に侵入し、春先にアリの幼虫を食べて成長する。体から特定のアリと同じ臭いを出して「自分は味方だ」とだましていると考えられている。

 同大の上田昇平助教(進化生物学)らが、このチョウがどの遺伝子系統のシワクシケアリに寄生するか、北海道、東北、中部地方で99カ所のアリの巣を調べた。ゴマシジミは草原の土の中を好む系統のアリ、オオゴマシジミは朽ち木の中を好む系統のアリに寄生することがわかった。

 ゴマシジミが減っている地域で…

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