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 将棋の第2期叡王戦(ドワンゴ主催)の決勝三番勝負第2局が11日、東京都港区の迎賓館和風別館で指され、佐藤天彦名人(28)が千田翔太五段(22)に勝ち、対戦成績2勝0敗で優勝を果たした。佐藤名人は来春、「第2期電王戦二番勝負」で将棋ソフトの代表である「PONANZA(ポナンザ)」と対戦する。現役の名人がソフトと公開の場で対戦するのは初めて。

 佐藤名人は正確な受けの手を続けて優位を築き、勝ちきった。「序盤から難しい将棋だった。(ソフトとの対戦は)大変な戦いになると思う。頑張りたい」と話した。優勝に伴って「叡王」の称号も獲得した。

 佐藤名人は今春、羽生善治三冠(46)を破り、初タイトルとなる名人を獲得。叡王戦でも準決勝で羽生三冠に勝った。

 ソフトはこの10年ほどで急成長を遂げており、2012年に始まった電王戦では棋士を圧倒している。一流棋士も度々敗れてきたが、現役のタイトル保持者が電王戦に登場するのは初めて。(村瀬信也)