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 鹿児島県の三反園訓(みたぞのさとし)知事の陣営が、初当選した7月の知事選の選挙運動費用収支報告書で、少なくとも135カ所を訂正・削除していたことがわかった。朝日新聞が報告書を閲覧し、確認した。出納責任者は取材に「選挙費用に計上すべきではない後援会の収支なども誤って記載してしまった。ずさんと言われても仕方がないが、悪質なことはしていない」と説明している。

 公職選挙法は、立候補準備と選挙運動の収支を記載した報告書の提出を各候補者側に義務づけている。三反園氏の陣営は、7月25日に県選挙管理委員会に報告書を提出。その後2回の追加報告を行い、報告書は計52ページになっている。

 今月15日までに行われた訂正・削除の届け出は、8月9日、同10日、10月26日、今月6日、同12日の5回。資金管理団体の収支に計上すべき政治資金パーティーの収入をそのまま記載した例や、選挙事務所は公選法に基づいて2カ所しか設置できないのに、選挙事務所費の項目に事務所を6カ所記載した例などがあり、関連する記載の削除や訂正が相次いだ。

 5回の届け出による計135カ所の訂正・削除には、単純な誤字脱字の訂正は含めず、繰り返し訂正されている収支の総額などは1カ所と数えた。15日現在、収入の総額は、提出時の4963万円から2240万円に、支出は約2440万円から約2235万円となっている。(中島健)