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 今年没後100年を迎えた文豪・夏目漱石(1867~1916)が旧制第五高等学校(現・熊本大学)の教師時代に書いたとみられる英語の入試問題が、熊本大五高記念館(熊本市)で見つかった。当時は画期的だったリスニング問題で、「夏目先生」が聞き取る力を重視したことがうかがえる貴重な史料だと研究者は指摘する。

 五高記念館の藤本秀子研究員(60)が発見した。漱石が熊本に来て120年になる今年発行した冊子「五高と漱石」の資料を探していて、1月ごろに見つけたという。

 表紙に「明治三十二年以降 入學試験問題 第五高等學校」とある冊子に、万年筆で英文が書かれたB5判ほどの紙に続き、「明治三十三年第五高等學校」「英語科問題」などとタイプされた紙がつづられていた。1900(明治33)年7月、漱石が英国留学のため熊本を離れる直前に作られた試験問題とみられる。

 タイプされた紙には設問を示すアルファベットや数字だけが書かれており、試験会場で受験生に英文を読み聞かせ、答案に日本語訳を書かせる問題と考えられるという。

 英文には「Napoleon began a new war with Russia」(ナポレオンはロシアと新たな戦争を始めた)などとあり、多くの兵士が寒さに凍えたナポレオンのロシア遠征(1812年)の悲惨さが書かれている。

 記念館の村田由美客員准教授に…

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