若者にも仏教に親しんでもらいたい――。宗派を超えた若手僧侶によるライブイベント「愛$菩薩(あいどるぼさつ)と声明衆(しょうみょうしゅう)の一座法要」(フリースタイルな僧侶たち、朝日新聞社主催)が昨年12月、浄土宗西山深草(せいざんふかくさ)派総本山・誓願寺(せいがんじ、京都市)で開かれた。

 京都の繁華街、新京極通に面した誓願寺。江戸時代には見せ物小屋や芝居小屋が境内にたち、落語発祥の寺としても知られる。文化を発信し続けるこの寺の本堂には、大きな阿弥陀如来の座像がまつられている。

 この本尊の前で、まず声明を披露したのは真言宗の若手僧侶5人。声明は、経典に独特の節をつけて唱える仏教音楽で、浄瑠璃や謡曲などに影響を与えた。僧侶が法要で唱えるが、天台声明や真言声明など宗派によって異なる。

 続いて、このイベントのために結成したという浄土宗の若手僧侶による「法楽衆(ほうらくしゅう)」が声明を唱えた。メンバーは長野の安静俊祐(あんじょうしゅんゆう)さん(35)をはじめ、静岡や三重など各地の僧侶8人。堂内を歩き、散華(さんげ)も散らした。

 奈良の浄土宗寺院で副住職を務めながら「尼僧アイドル」として活動する愛$菩薩さんが、仏の教えを歌にしたという6曲を披露した。法楽衆とコラボした曲もあった。

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 「フリースタイルな僧侶たち」は、どんな志のもと活動しているのか。代表の若林唯人さんに聞いた。

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 小学校の時、遊びに行った友達の家に仏壇がなかった。同世代で仏壇のない子と一緒に大人になる。漠然とした不安を覚えました。先祖供養で成り立っていた檀家(だんか)制度が立ちゆかなくなった時、どうやって寺を守っていくのか。僕たちの世代の僧侶の課題です。

 浄土宗、真言宗、浄土真宗、黄…

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