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 日本将棋連盟の谷川浩司会長らは27日、東京都渋谷区の将棋会館で記者会見をした。谷川会長は、出場停止処分になった三浦弘行九段に対して謝罪し、来期のA級在籍を保証することなどを説明。その後、記者の質問に答えた。主なやりとりは次の通り。

――A級順位戦の特別措置以外に、経済的な補償は検討しているのか。

谷川 竜王戦七番勝負の開催を何よりも第一に考えた。竜王戦自体は無事に終了したが、その結果として三浦九段が不利益を被ることになった。そのことに関しては、これから色々考えていかなければいけない。第一に、先ほどご説明した、三浦さんが来期もA級順位戦という形をとらせていただいた。これは主催の両新聞社様にもご了解をいただいた。その他のことに関しても、三浦九段と真摯(しんし)に話し合いをしたい。

――先ほどの特別措置、三浦九段に誰がいつ伝えるのか。三浦九段、順位戦の一部を奪われた。どう考えるか。

谷川 A級のことに関しては、三浦九段に今日、連絡をした。2カ月半の間、三浦九段の対局の機会を奪ってしまったことは重く受け止めている。先ほども申し上げたように、最高棋戦である竜王戦七番勝負を務めていただくことを考えた。

――竜王戦に出られなかったことについてどう回復するか。理事の責任をどう考えるか。また、不正の疑いを指摘した人たちへの対応は。

島朗常務理事 竜王戦七番勝負は素晴らしい戦いが展開された。挑戦者交代という事態になったので、三浦さんに関しては来期1組でご登場いただくことになる。A級順位戦に関しての措置は可能だが、竜王戦に関しては七番勝負が行われたということで成立したと考えている。今回、久保さん(利明九段)の(指摘にあった)30分の離席がなかったと確認できなかったことが痛恨の極み。(棋士が集まる)月例会とかで話が出たことで今回のことにつながった。そうした方たちへの処分というのは、まだそこまで考える余裕といいますか。私自身は、10月7日に渡辺さん(明竜王)から電話をもらった時に責任は重大だと認識している。逃れるつもりはない。

青野照市専務理事 久保九段の(指摘した)31分という話はあった。それは勘違いとしても、合計すると2時間40分という離席は普通の対局では考えられないこと。怪しいと言われた時間帯に離席がなかったことは証明されている。6分と3分と3分。それに関しては疑惑はないだろうということだが、指していて2時間半ぐらい離席がある。対局者として違和感があるのは、(三浦九段が)自分の手番で離席していたので、久保さんはイライラしていたのだろうと推測される。時間的なことは錯覚があったかもしれないけど、疑惑を持ったのではないか。12日の処分の問題、ブログとかツイッターを見ると、どうして処分がやむを得なかったのかと言う人が多い。クロかシロかという問題ではなく、その時点で週刊誌に「疑惑の挑戦者」というような形で、特にタイトル戦が始まってからそういう記事が出るということが判明した。これはどんなことがあっても、避けなければいけない。主催者様と話をした。三浦さん側が言っていることで一つ否定をすると、日本将棋連盟の常務会から休場を申し出た、強要したということは間違いなくありません。10人が聞いていることですので。一致率とか色々言われている中で、本人が「そこまで疑われているのであれば将棋は指せない」ということで「休場」という言葉を使った。であれば「休場届を出してくれ」ということであって、将棋連盟の側から「休場届を出してくれ」と言ったことは、間違いなくありません。理事の中には「クロでなければ指すべきだ」という意見もあったが、週刊誌に記事が出ることが確実になった。本当に七番勝負が終わってしまう可能性があると。どうしたらいいかわからない状況の中で、一致率とかで責められて三浦九段が休場したいと。休場してもらえば、一番いい形で、一番いい形というのは変ですけど、挑戦者交代になれば被害としては一番軽く済むのではないかと。その時点では、挑戦者を代えるか、週刊誌の袋だたきに遭うか、あるいは竜王戦を延期していただくか。三つの選択肢だった。

――執行部のみなさんの責任は。

谷川 理事会を開いて外部理事の…

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