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 安倍晋三首相は27日(日本時間28日)の演説で、真珠湾攻撃の際に米軍施設に突入して亡くなった零戦パイロットについて触れた。攻撃を受けた側の米軍が勇気をたたえて遺体を埋葬し、記念碑を建てたことを、米国民の「寛容の心」を示す象徴的なエピソードとして紹介した。

 飯田房太中佐(当時は大尉。戦死後に2階級特進)は、空母蒼龍の零戦パイロットとして真珠湾攻撃に参加。米軍基地を攻撃中、燃料タンクに被弾し、格納庫に突入した。米軍は飯田中佐の勇気をたたえ、基地内に遺体を埋葬。1971年には記念碑を建立した。

 安倍首相は26日、記念碑を訪問。演説では「勇者は、勇者を敬う」という米国のジャーナリスト、アンブローズ・ビアスの言葉を引きながら、「戦い合った敵であっても、敬意を表する。憎しみ合った敵であっても、理解しようとする。そこにあるのは、米国民の寛容の心だ」と紹介した。(ホノルル=下司佳代子)

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