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 民進党の野田佳彦幹事長は29日、天皇陛下の退位をめぐり、漫画家の小林よしのり氏と党のインターネット番組で対談した。2人は政府の検討する今の天皇陛下に限った特例法ではなく、恒久的な制度とするよう皇室典範を改正すべきだとの考えで一致した。

 民進は21日に発表した論点整理をまとめるにあたり、小林氏ら有識者7人にヒアリングしていた。

 小林氏は対談で、政府の有識者会議による専門家ヒアリングの対象者に、退位そのものに否定的な人が多数含まれていたと指摘。結果として恒久的な制度とすべきだとの声が薄められ、「非常に作為的で(特例法による一代限りの退位とする)結論ありきで進められたことに納得できない」と批判した。

 野田氏は天皇陛下も国民の多数も恒久的な制度を望んでいるとしたうえで、「陛下のお気持ちを十分そんたくし国民の声をしっかり受け止めて、来年の通常国会の法整備の議論に積極的に参画していく」と語った。

 野田氏は対談後、党として来年の通常国会で皇室典範改正案を提出するのか記者団に問われ、「他党とまず協議することが大事であって単独で突っ走るという話ではない」と否定した。(松井望美)