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 地球の自転の遅れに合わせて時刻を調整する「うるう秒」が1日朝、実施された。日本の標準時を決める情報通信研究機構(東京都小金井市)に近いJR武蔵小金井駅では、多くの人がデジタル時計の前で足を止め、午前8時59分59秒の後に「午前8時59分60秒」が表示されると、一斉にスマホなどで撮影していた。

 現在、世界の標準時は原子時計によって正確に刻まれている。一方、地球の自転は海水の満ち引きなどで少しずつ遅れており、標準時との間に小さなずれが生じる。そこで1972年から数年ごとに、調整のための「うるう秒」が入れられるようになった。今回は1年半ぶり27回目。

 うるう秒は、国際機関の勧告を受け、世界で一斉に実施される。ただ、最近はコンピューターへの悪影響などを懸念して、廃止を求める声も高まっている。(伊藤隆太郎)