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 車に使う使用済み鉛バッテリーが大量に輸出されて国外で不適正処理されている問題で、政府は輸出先の国での処理状況の監視を強める。31日開かれた経済産業省と環境省の合同部会で、汚染防止措置の確認の対象外だった経済協力開発機構(OECD)加盟国を対象に含める省令改正案などが報告された。6月ごろから対策を始める。

 経産省などによると、使用済み鉛バッテリーは毎年10万トン前後が韓国に輸出されている。国内で1年間に出る使用済み分の4割近くを占める可能性がある。昨年6月、韓国の業者がリサイクルに伴って出た有害物質を不適正処理する事件が発覚。だが、すでに承認していた鉛バッテリーの輸出を止めるすべがなかった。

 対策では、韓国を含むOECD加盟国も、輸出する際、環境汚染防止措置の状況を環境大臣が確認する国に加える。不適正処理が疑われた場合は、経産省が輸出業者に報告を求め、輸出できないようにする。環境省は相手国の担当当局から情報を収集する。(小坪遊)