[PR]

 松野博一文部科学相は31日、教育目標などを定める小中学校の新しい学習指導要領に、竹島(島根県)と尖閣諸島(沖縄県)を「我が国固有の領土」と明記する方向で検討していることを明らかにした。指導要領に記載されれば初めてで、領土をめぐる政府の統一見解が、最低限教えるべき内容として位置づけられる。

 いまの指導要領は、中学校地理で北方領土を「我が国固有の領土」と記している。一方、竹島と尖閣諸島については、中学社会の指導要領を補う「解説」で「固有の領土」と明記。小中社会の全教科書は「日本の領土」と記述してはいるが、指導要領には明記していない。

 松野氏は31日の記者会見で「子どもたちが自国の領土を正しく理解できるよう、学習指導要領の記載内容の充実に向けて、現在、検討を行っている」と述べた。小中学校の新指導要領はパブリックコメントを募ったうえで3月末ごろに公表され、小学校は2020年度、中学は21年度から全面的に実施される。