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 沖縄本島中部の北中城村(きたなかぐすくそん)。小高い丘の上に見慣れた赤紫色のロゴが見えてきた。「イオンモール沖縄ライカム」。一昨年4月にオープンした県内最大のショッピングモールだ。延べ床面積はヤフオクドーム2個分超、テナントは200店を超える。

 先月、休日の午前に訪れると、4千台以上を収容できる駐車場は埋まり、20分待ち。ようやく入った店内は、熱帯魚が泳ぐ大型の水槽があり、ゆったりとしたリゾートの雰囲気が漂う。連日、イベントも開かれるそうだ。「地元で愛されています」と話す近くの会社員、与儀努さん(44)は毎週末、家族で訪れるという。モールの佐藤規正ゼネラルマネジャーは「地元の方の支持が観光客の増加につながっている」という。

 そのライカムを上回るショッピングモールが2019年夏、浦添市に出来る。返還予定の米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)と一体で、市が計画するリゾート開発の一環だ。地場スーパー最大手「サンエー」(宜野湾市)とファッションビルを運営する「パルコ」(東京都)が手を組む。「沖縄は国内最後の良質なマーケット。以前から進出を模索していたが、ようやく実現した」とパルコ幹部は話す。

 内閣府の県民経済計算によると、沖縄は県内総生産の実質成長率が9年連続でプラス。最新の13年度は3・7%で全国合計の1・9%を大きく超える。増える観光客に加え、全国的に人口減に苦しむ中で、沖縄県の人口増加率は2・9%(15年の国勢調査)で全国トップとなった。拡大する市場が投資を呼び込み、さらに経済が拡大する好循環となっている。

 この循環に組み込まれているの…

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