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 座禅体験中のセクハラや体罰防止、過疎高齢化などによる檀家(だんか)の減少、相次ぐ不祥事……。時代の変化や世間の厳しい目に応えようと、伝統仏教の各宗派が僧侶の教育に力を入れている。「社会的資質」を高めるのが狙いだ。

 底冷えする昨年末の朝、京都府宇治市の禅寺、曹洞宗興聖寺(こうしょうじ)で催された座禅会。30人強が壁に向かって座り、警策(きょうさく)を持った禅僧がその周りをゆっくりと歩いていた。だが、警策で肩をたたかず、姿勢を直すために体を触ることもない。

 座禅体験は近年、寺巡りとともに人気が広がっているが、トラブルの要因になりかねないからだ。警策でたたけば体罰、体を触ればセクハラ――。そのため希望者のみにしか警策を入れない。僧侶の不二門(ふじと)瑞秀(ずいしゅう)さん(61)は「少し前の感覚なら考えられないが、時代の流れに合わせて僧侶も変わる必要がある」と話す。

 福岡市中央区の曹洞宗安国寺(…

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