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 オバマ米大統領が10日(日本時間11日)、2期8年を締めくくる最後の演説で訴えたのは、民主主義を守るために、人々の違いを超えて結束する必要性だった。トランプ次期大統領を生む背景となった、世界的に広がる反グローバリズムの波など「民主主義への脅威」に危機感を示し、寛容さと多様性が米国の強みだと訴えかけた。

 オバマ氏は数カ月にわたり草稿を練った退任演説の場に、自身が弁護士活動や貧困層救済の市民運動を始めた原点とも言えるシカゴを選んだ。

 オバマ氏は演説で、米国の建国の歴史に触れながら「民主主義は、団結という基本的な意識を必要とする。外形的な違いはあっても、私たちは共にある」と強調。その上で「米国の若さ、活力、多様性、寛容さ、危機に対する無限の能力と改革が、未来も我々にある」と訴えた。

 次期大統領のトランプ氏は大統領選で、不法移民の強制退去やイスラム教徒の入国禁止を打ち出し、社会の分断をあおった。反グローバリズムを打ち出し、「米国第一主義」を唱えて、白人労働者らの支持を勝ち取った。

 オバマ氏は、そんな潮流に危機感を抱き、①経済的不安②人種差別③利己主義と偏狭さという「民主主義への三つの脅威」をあげ、警鐘を鳴らした。「我々が全市民に(労働)機会を与えられなければ、我々の発展を停滞させている不信感と分断は、激しくなるだけだ」と訴えた。

 特に力を入れたのが人種差別と…

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