[PR]

 東京都文京区の自宅で妻を殺害したとして、講談社編集次長の夫が逮捕された事件で、妻が倒れていた1階の階段下付近から妻の血痕が複数見つかっていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 夫は、コミック誌「モーニング」編集次長の朴鐘顕容疑者(41)。昨年8月9日未明、妻の佳菜子さん(当時38)の首を圧迫して殺害したとして逮捕された。朴容疑者は逮捕後に容疑を否認し、現在は黙秘しているという。

 捜査関係者によると、佳菜子さんが心肺停止状態で倒れていた階段下や階段からは、複数の血痕が見つかった。佳菜子さんの額には転落時に付いたとみられる傷も確認されたという。ただ、佳菜子さんの死因は窒息死で、首には絞められたような痕があった。1階寝室の布団からは佳菜子さんのものとみられる尿の成分も検出。警視庁捜査1課は、朴容疑者が布団の上で佳菜子さんの首を絞めた後、階段から転落させ、事故に見せかけようとした疑いがあるとみて調べている。

 また、朴容疑者が逮捕前の任意の事情聴取に「妻から子育てについての不満がメールや電話であり、帰宅後に話し合った。妻はその直後、自殺した」と話していたことも判明。同課は、夫婦の間に子育てを巡るトラブルがあった可能性があるとみている。