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 神奈川県茅ケ崎市であったマリンスポーツの大会で昨年9月、主催者が配ったTシャツを着た選手ら約50人にやけどなどの症状がでた問題で、Tシャツの印刷時に使う薬剤を販売した松井色素化学工業所(京都市)がおわびの文書を大会ホームページに掲載し、薬剤の適切な濃度を製造元に詳しく確かめていなかったことなどが原因だったと説明した。

 昨年12月26日付の文書では、経済産業省による調査結果として、Tシャツの印刷の前処理に使う薬剤に皮膚刺激性物質が含まれており、この物質がTシャツに高濃度で残っていたため、皮膚に炎症が起きたとした。この薬剤は別の会社が製造し、床の殺菌剤や靴下の抗菌処理剤として使われていたもので、松井色素化学工業所は、Tシャツの印刷で使うインクの発色を良くする製品として採用していた。同社は「安全評価の観点から、当社の評価基準の甘さや不備、他からの情報に対する過信があった」として、謝罪した。