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 長崎市は、2018年の世界遺産登録をめざす「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つである同市外海(そとめ)地区の出津(しつ)集落の発掘調査で人骨が出土したと発表した。

 禁教期の1862(文久2)年の絵図で墓地とされた場所で、当時の潜伏キリシタンの埋葬方法として地元に伝わる「頭を南に向け、ひざを曲げて寝かせた」状態だったという。

 考古学や人類学の専門家は「潜伏キリシタンの墓」との見解で、同市は「出津集落が潜伏キリシタンの集落であったことを物語る」と説明。調査結果は2月1日までにユネスコ(国連教育科学文化機関)に提出する推薦書に反映する方針。

 ユネスコの諮問機関イコモスは、出津集落が潜伏キリシタンの集落だったことを裏付けるために潜伏・禁教期の墓地を発掘調査するよう助言し、同市が昨年8月から調査していた。(森本類)