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 絶滅の恐れのある太平洋クロマグロを保護するための漁獲規制をすり抜けてマグロを水揚げする例が相次いで発覚している。日本はマグロの大消費国として資源管理に力を入れるが、同様の例が増えれば「国際社会の信頼を失いかねない」として、水産庁は全国の実態調査に乗り出した。

 クロマグロの好漁場に近い長崎県対馬市の漁船16隻が、マグロ漁に必要な承認を受けずに3カ月にわたって計約12トンを水揚げしていたことが先月、水産庁の調査で明らかになった。承認のない船による水揚げの発覚は、3年前の制度開始以降初めてだった。

 上対馬町漁業協同組合(対馬市)のマグロ水揚げ量は近年、年間1~4トン程度が続いていたが、昨年は100トンに急増。「承認を受けていない船が我も我もと漁に出てしまった。漁協としての管理が甘かった」と同漁協幹部は話す。

 また、三重県は昨年9月、県に…

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