日本海側を中心に大雪に見舞われた13日の列島。予報では14日から「数年に一度」の強い寒気に覆われるという。センター試験がある大学は積雪による交通機関の乱れなどトラブルに警戒を強めている。

 気象庁によると、北海道では13日、最高気温が全173の観測地点で0度を下回った。青森市酸ケ湯では13日午後4時現在、242センチの積雪を観測。秋田県や山形県など各地で除雪中の事故やスリップ事故が相次いだ。山形県警によると、大蔵村で12日夜、介護ヘルパーの女性(61)が自宅軒下で雪に埋もれているのが見つかり、死亡が確認された。除雪作業中に屋根からの落雪に巻き込まれたとみられる。

 弘前大(青森県弘前市)は13日、受験生が通る正門前の歩道で職員らが除雪作業に追われた。試験当日の14日は職員が午前6時半に出勤し、交通機関の運行状況次第で試験開始時間の繰り下げも含め、対応を検討する。約4300人が受験する新潟大(新潟市)も14日早朝から職員100人態勢で除雪作業にあたり、積雪量が増えるようなら除雪車も使うという。担当者は「大学を挙げて準備したい。受験生は体調管理に気をつけ、時間に余裕を持って来てほしい」と呼びかけた。

 対策が進むのは豪雪地域だけではない。愛知教育大(愛知県刈谷市)は今回の大雪に備えて融雪剤を買い足し、例年の5倍の量の約100袋を用意した。「天気予報とにらめっこしている状態」(担当者)という。広島大(広島県東広島市)は13日、受験生が雪で転倒しないよう構内の歩道に融雪剤をまいた。試験2日目の15日に降雪が予想される神戸市は、神戸大(同市)に向かう市バスの路線に凍結防止剤をまく準備を進めている。

 2011年のセンター試験では、大雪や強風などで交通機関が乱れ、10会場で試験開始時間を繰り下げた。試験を運営する独立行政法人「大学入試センター」は13日、試験を実施する大学長あてに、大雪への備えを求める「緊急連絡」のメールを送信。交通機関の運行情報の把握や除雪作業、交通障害が発生した場合の試験開始時間の繰り下げ措置など、万全な準備を求めた。