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 中国軍の空母「遼寧」が13日午後、山東省青島の母港に帰還した。先月20日に出航し、東シナ海や太平洋、南シナ海などでの約3週間の航海を終えた。中国国防省が公表した。

 遼寧は戦闘機「殲15」などを載せ、駆逐艦など数隻を伴い、各海域で艦載機の発着艦訓練や実弾射撃演習などの訓練を行った。先月25日に宮古海峡を抜けて初めて太平洋を航行。その後、3年ぶりに南シナ海に入った。帰還の際は台湾海峡を通り、全航程で台湾を一周するような動きを見せたことで、独立志向が強い民進党の蔡英文(ツァイインウェン)政権への牽制(けんせい)との見方も出ていた。

 遼寧の艦隊幹部は「今回の訓練は空母の典型的な作戦編成に従い、すべての要素を組み入れた。訓練は順調に進み、所期の目的を達成した」としている。(北京=西村大輔