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 日本列島に「数年に一度の強い寒気」が入り込んだ影響で、14日は日本海側を中心に大雪になった。各地で交通網が乱れ、同日から始まった大学入試センター試験では、開始時間に間に合わない受験生が相次いだ。15~16日も強い冬型の気圧配置が続く見込みで、気象庁は大雪や吹雪への警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、積雪は14日午後8時までに山形県大蔵村で249センチ、青森市・酸ケ湯(すかゆ)で233センチ、新潟県津南町で196センチを記録し、名古屋市でも同日午前9時に2センチの積雪があった。

 長野県栄村の寺「林秀庵(りんしゅうあん)」では14日朝、除雪作業をしていた住職の男性(63)が倒れているのが見つかり、死亡が確認された。雪の重みで倒れた松がぶつかった可能性が高いという。総務省消防庁によると、今回の寒波では、12日に山形県大蔵村で屋根からの落雪に埋まった女性が死亡しており、死者は2人になった。

 空の便は14日午後9時までに全日空が53便、日本航空が32便を欠航し、約4千人に影響が出た。東海道新幹線は始発から一部区間で速度を落として運行した。

 日本列島の上空には強い寒気が流れ込んでおり、15~16日には北日本から西日本の日本海側を中心に降雪が強まって大雪が続く見通しだ。太平洋側の平地でも関東北部や近畿中部、東海で積雪が予想される。15日夕までの24時間降雪量は多いところで、北陸90センチ▽東北、東海、中国70センチ▽関東甲信、近畿60センチ▽北海道40センチ▽四国20センチと予想されている。

 大学入試センター試験では、14日の交通網の乱れで試験開始に間に合わない受験生が相次ぎ、新潟大など新潟県の4試験場の受験生計74人が21日の再試験の対象になった。開始時間も、同県など3県の8試験場で30分~2時間5分繰り下げられた。

 センター試験の志願者数は昨年より1万2199人多い57万5967人。全6教科のうち、例年最も受験者数が多い外国語は、54万941人が受験した。15日には理科と数学の試験がある。