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 アジアの学生が化粧品などの外装デザインのアイデアを競う「日本・アジア学生パッケージデザインコンペティション」(ASPaC、朝日新聞社など後援)の最終決勝の結果が16日、発表された。ワインボトルに穴を三つ開け、立体的に組み立てられる構造にした楊茹帆(ヤンルーファン)さん(中国・上海視覚芸術学院)の「Hawthorn Red Wine」が大賞に選ばれた。

 金賞は、買い物バッグの持ち手を折り紙の構造にした立野光梨(たちのひかり)さん(日本・千葉大学)の「ORIGAMI BAG」▽バーベキュー用の金網がストッキングに見える柯依婷(ケイーティン)さんと李嘉希(リーカヒ)さん(いずれも台湾芸術大学)の共作「Fire Baby」。

 隔年だったASPaCは今回から毎年開催となり、応募は「サプライズ!」をテーマに学生向けデザインコンペとしては世界最大規模の3千点を超えた。16日は日本、韓国、中国、台湾、タイ、インドネシアと来年加わるベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポールの計10カ国・地域のプロデザイナーが出席したフォーラムも開催。手作りと機械化、グローバル化の中で独自のローカル性をどう保ち続けるかなどが討論された。

 中国の参加者は、SNSで230以上の大学から作品を募った今回の経過を報告。ベトナムからは、伝統的な印刷技術を採用し、地元産チョコを手作業で包装する企画が披露された。審査委員長のフミ・ササダさん(日本)は「他国の作品には、プロの国際コンペ出品作を研究したものもあった。国を超えた評価が得られるよう自分のアイデアをどう発展させるか、日本の学生も教える側も今後の課題になった」と話した。

 入賞・入選作品の計90点は17~23日、DICグラフィックス社(東京都中央区日本橋3丁目)の2階ロビーで展示される。(編集委員・永井靖二)