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 和歌山県串本町田並から潮岬にいたる海岸には、細かい穴が開いた白い石が無数に散らばっている。大人の頭ほどの岩を抱えてみると、簡単に持ち上がった。サンゴだ。この地域ではかつてサンゴを焼いて石灰をつくり、土蔵などのしっくいにしていたという。

 当時を知る人がいると聞いて、串本海中公園近くの東出光路さん(84)宅を訪ねた。

 東出さんの家はミカン栽培や林業で暮らしてきたが、父の代にイシバイ(石灰)づくりをはじめた。「むかし、南方で作り方を聞いてきたんや」と近所の人が語っていたという。当時はこの周辺で、8、9軒が従事していた。

 台風で浜に打ち上げられたサンゴを、てんびん棒や一輪車で拾って歩いた。足りないと、船上から道具を使って海底のサンゴを引きはがした。

 集めたサンゴは砕いて、直径3…

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