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 将棋の加藤一二三(ひふみ)九段(77)が20日の対局に勝ち、日本将棋連盟の公式戦の史上最年長勝利(77歳0カ月)を記録した。19日に引退が決まったばかりだった。

 この日の対局は棋聖戦の予選。棋士の序列を決める「順位戦」で上から二つ目のB級1組に所属する飯島栄治七段(37)を相手に猛攻を続け、勝ちきった。加藤九段は「順位戦は引退という成績になったが、対局が続いている限り、引退ではない。最年長勝利はうれしいこと。残っている対局を頑張りたい」と話した。次は佐藤天彦名人(29)と対戦する。

 加藤九段は12日の対局で、故丸田祐三九段の76歳11カ月を抜いて、公式戦出場の史上最年長記録を更新。この日の対局を制したことで、丸田九段が持つ史上最年長勝利(76歳11カ月)の記録も抜いた。

 加藤九段は棋士の序列を決める「順位戦」の成績が芳しくなく、引退は決まったが、2月の順位戦の9局目、3月の10局目など計7局が予定されているため、6月までは対局がある見込み。予定されている全てのトーナメントの対局に敗れた時点で引退となる。(村瀬信也)