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(21日、大相撲初場所14日目)

 「横綱が負けました」。支度部屋で稀勢の里は、結びの一番が映るテレビ画面に背を向けていた。大関の正面にしゃがんでいた付け人が、初優勝が決まったことを告げた。口を真一文字に結んだまま、うなずいた。涙をこらえようと、まばたきが増えた。でも、いつもと変わらず笑顔は見せなかった。

 初めて単独トップで臨んだ14日目。プレッシャーのかかる一番は、仕切りから試された。逸ノ城が一度、土俵につけた手を離した。八角理事長(元横綱北勝海)は「弱気なら、あそこで一度『待った』をする。でも(稀勢の里は)どっしり待っていた」。

 相手がもう一度手を下ろすまで、低い姿勢で相手をにらみ付けたまま動かない。「いろんなことがありますから。まあ、集中してやりました」。自分のタイミングで踏み込むこと以外、頭になかった。

 差し手争いになれば、絶対の自信を持つ武器が効く。左のおっつけ。空いた相手の脇にすぐに左を差し、右も差して十分。小手投げに来る相手に体を寄せた。5秒あまりで決着がついた。勝ち名乗りを受けて立ち上がると、また大歓声。土俵から下がっても、拍手はやまなかった。

 初優勝が決まった後に喜びの感…

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