文化財の修復作業を紹介する企画展「仏像修理の現場」が23日、下京区中堂寺の京都産業大ギャラリーで始まった。3月11日まで。

 京産大では5年前から、学芸員課程の学生が学ぶ機会も兼ねて京都の歴史や文化財に関連した企画展を開いてきた。今回は、公益財団法人美術院の修理技術者が実際に使用する道具などを展示。木材に直線を引く「墨壺(すみつぼ)」や「槍鉋(やりがんな)」などの伝統的な道具から、木材の腐敗を防ぐため近年使われるようになった合成樹脂、紫外線に強いアクリル絵の具などを紹介。東寺(南区)の千手観音立像(国重要文化財)修復の際、もとの形を正確に再現するためにつくられた模型も並ぶ。

 この日訪れた公務員の池田剛さん(45)は「元々あったものに近づける技術は素晴らしいし、大切にしなければいけない」と話した。

 入場無料。日祝休館(2月5、19日は開館)。2月19日には京産大むすびわざ館ホールで、美術院・西洞院工房長の八坂寿史さん(61)による講演会がある。問い合わせは同館事務室(075・277・0254)へ。

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