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 春日井市民病院(愛知県春日井市)に入院中、X線検査用のバリウムを誤って膣(ちつ)内などに注入され、腹痛などの後遺症が残ったなどとして、入院患者だった女性(79)が市と担当医師に損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、名古屋地裁であった。朝日貴浩裁判長は腹痛はミスによる後遺症と認め、市と医師に計約547万円の支払いを命じた。

 判決によると、女性は2012年7月に血便などを訴えて入院。大腸のX線検査の際、医師の指導を受けた看護師が、肛門(こうもん)に注入するべきバリウムを誤って膣内などに注入。女性は翌年2月に退院したが、体内に残ったバリウムのため、排便時に腹痛を起こすなどの後遺症が残った。

 朝日裁判長は判決で「あってはならない注意義務違反で、精神的苦痛も重大」と指摘した。判決について市民病院は「改善策を実施し、再発防止に努めています」とコメントした。

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