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 フェイスブック(FB)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は27日、自身のFBに投稿し、移民や難民の入国を制限する大統領令などに懸念を示した。トランプ大統領が就任後、シリコンバレーのIT大手トップが批判的な意見を表明したのはほぼ初めてだ。

 ザッカーバーグ氏は曽祖父母がドイツ、オーストリアなどからの移民で、妻プリシラさんの両親も中国とベトナムからの移民だったと説明。「米国は移民から成る国で、我々はそれを誇りにすべきだ」「助けが必要な難民には門戸を開くべきだ」などと、移民や難民受け入れを制限する大統領令に懸念を示した。

 また、数年前に中学校で授業をしたとき、「最も優秀だった生徒の何人かは不法移民だった」と明かし、「世界中から集まる優秀な人たちがここ(米国)で生活し、働き、貢献することが、我々の利益にもなっている」とも述べた。ザッカーバーグ氏の投稿には、数時間で約23万人が「いいね!」をした。

 シリコンバレーのIT企業は世界から集まる技術者によって支えられている。ザッカーバーグ氏らIT企業のトップはこれまでも移民を積極的に受け入れるよう訴え、選挙中から反トランプ氏を表明していた人が多かった。ただ、大統領就任後は目立った発言をする人は少なく、ザッカーバーグ氏が口火を切った形だ。(ワシントン=宮地ゆう