奈良県御所市の県立御所実業高校で、全面禁煙の敷地内に「喫煙テント」が設けられていた。森安寛教頭(56)によると、少なくとも1年以上前からあったことが確認され、教諭8人や部活動をする生徒の保護者が利用していた。喫煙テントは28日、撤去された。

 喫煙テントは学校関係者の会合や部活動の合宿などに使われている「セミナーハウス」の脇に設けられていた。高さは2メートルほど。2枚の網戸で枠組みがつくられ、白いシートがかぶせられていた。雨や日差しをよけるひさしも、そばにあった。誰が設けたのかは不明という。

 御所実業高はラグビーの強豪校として知られる。奈良県教育委員会は県立高校の敷地内を全面禁煙としているが、昨年10月に同県大和高田市立中学校で空き部屋を「喫煙室」としていたことが発覚。これを受け、県教委は同年12月に禁煙の徹底を求める通知を各校に出していた。(松永和彦)