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 マンションの部屋で声優養成所の練習が行われ、平穏な生活を営む権利が侵害されたとして、住民3人が大手声優事務所「青二プロダクション」(東京都港区)を相手取り、レッスンの差し止めを求める訴訟を大阪地裁に起こした。1日に第1回口頭弁論があり、青二プロ側は「発声練習は日常生活音のレベル」として請求棄却を求めた。

 原告は、JR新大阪駅に近いマンション(大阪市淀川区、地下1階、地上12階)の区分所有者。訴状などによると、声優や俳優を目指す人たちが通う「青二塾大阪校」の練習場や事務所が4室に入居。そのうち2室は練習場になっており、土日に発声や演技などの練習があり、騒音や振動に悩まされているという。

 原告側は、マンションの管理規約では用途を「住居」「事務所」などと定めていると指摘。声優養成所の練習場は規約違反だと訴えている。

 青二プロ側は答弁書で「管理規約には違反しない。都心で生活する以上、一定限度の振動や音は受忍せざるを得ない」と主張。朝日新聞の取材には「係争中なのでコメントは差し控えたい」としている。