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 アニメの舞台をめぐる「聖地巡礼」ブームを生かし、県内の自治体が連携して地域振興を目指す「ぎふアニメ聖地連合」が3日、発足した。映画「ルドルフとイッパイアッテナ」の舞台の岐阜市と「聲(こえ)の形」の大垣市、「君の名は。」の飛驒市が呼び掛け、多治見、恵那、美濃加茂、下呂の各市と輪之内町も参加した。

 ブームをめぐっては十六総合研究所が昨年11月、「ルドルフ」など3作品による県内への経済効果を約253億円と試算。だが、自治体にとっては、ブームの持続やアニメの舞台以外の地域資源の活用に課題が残る。

 連合では、アニメを活用した地域振興の先進地域の事例を共同で学び、各自治体の観光パンフレットを相互に設置する。県内の複数の市町村を「巡礼」してもらい、リピーターも増やしたいという。

 岐阜市内であった発足式で、飛驒市の都竹淳也市長は「自治体が(観光客がアニメや映画などの舞台を訪れる)コンテンツツーリズムに合わせた受け入れ態勢をとり、新しい観光の流れをつくりたい」と話した。「聖地巡礼」現象を研究する中央大学総合政策学部の岡嶋裕史准教授が講演し、「作品あっての『巡礼』行為。自治体、商店街が同じ作品を好きになってほしい」などと語った。(吉川真布)